世界のキャッチャーカードライバー

58日日本時間午後830、キャッチャーカーが参加者を追いかけ始めます。参加者は午後8時にスタートしているので、この30分間でできる限りキャッチャーカーとの差を開こうとする人は多いでしょう。

その一方で、Wings for Life World Runでは全員が完走できます。スピードを落とせば、それだけ早くキャッチャーカードライバーに出会うことができるのです。まさに理想のランイベントと言えます。

また、Wings for Life World Runでは世界各都市のローカルヒーローやセレブリティたちがバーチャルキャッチャーカーとキャッチャーカーのドライブを担当し、最後の参加者に追いつくまで徐々にスピードアップしていくのも大きな特長です。

バーチャルキャッチャーカーとは音声で参加者を追いかけるアプリラン版キャッチャーカーです。アプリランのみが開催される今年の日本では、FMヨコハマ毎週土曜夕方の生ワイド番組「Route 847」内のランニングコーナー「JOG STATION」に出演されている柴田聡さんがドライブを担当します(ホストは福島和可菜さん)。

ちなみに、米国版のバーチャルキャッチャーカーは俳優キャサリン・オハラさん(映画『ホーム・アローン』シリーズなど)、スペイン版はプロラリードライバーのクリスティーナ・グティエレスさん、スイス(ドイツ語圏)版はアルペンスキーレジェンドのマルコ・ビュッヘルさんが担当します。また、フラッグシップランのキャッチャーカーとバーチャルキャッチャーカーの両方を担当する方もいます。それが誰なのかは、本記事を読めば分かります!

フラッグシップランのキャッチャーカードライバー

今年は世界7都市でフラッグシップランが開催され、各都市に縁のあるセレブリティやアスリートがキャッチャーカーのドライブを担当します。Wings for Life World Runのスピリットを体現している彼らは、参加者を励まし、応援し、追いかけながら、このイベントの魅力を最大限表現します。

それでは、今年のキャッチャーカードライバーを紹介しましょう。

ミュンヘン(ドイツ)

ドイツ・ミュンヘンではオリンピック2大会連続金メダルを獲得している自転車競技(トラックレース)選手のクリスティーナ・フォーゲルさんプロレーシングドライバーのソフィア・フローシュさんがドライブを担当します。フォーゲルさんは次のようにコメントしています。

「ランナーの皆さんが遠くまで走り、私たちが遠くまでドライブするレースになることを願っています。ソフィアさんと私は車内で歌ったり笑ったりしながら楽しい時間を過ごすでしょう。皆さんに追いつくのが私たちの仕事ですが、応援もしたいと思います」

「Wings for Life World Runは2019年に初めて参加しました。本当に多くの人が世界のために走っていたあのときの様子を思い出すと、今でも感動して泣いてしまいます。ドイツだけで何千人もの人がスタートラインに立っていたのです。今でも鳥肌が立ちますよ」

ウィーン(オーストリア)

Wings for Life World Runに長年参加している元スキーヤーのライニ・ザンプルさんは、このイベントが初開催された2014年5月からキャッチャーカーのドライバーを担当しています。

「毎年素晴らしいと思うのは、自分は3kmも走れないだろうと予想していた皆さんが10kmを越えても走っている姿です。実にパワフルな光景ですよ。キャッチャーカーに乗っている私たちは彼らの名前を叫び、労いの言葉をかけながら通過していきます。非常に感動的で、いつも鳥肌が立ちますね」

2022年にザンプルさんとコンビを組むのは、北京での金メダルも記憶に新しい、スノーボードビッグエアの女王アンナ・ガッサーさんです。彼女はWings for Life World Runに過去数回参加した経験がありますが、キャッチャーカーに乗るのは今回が初めてです。彼女のコメントを紹介します。

「ランナーとして参加したときは、もう限界と思っていても、キャッチャーカーが近づくと最後のワンプッシュができました。今回はキャッチャーカーのドライブを担当しますので、皆さんを応援するのがとても楽しみです。走行距離60km、600mを問わず、ランナー、歩行者、車いすユーザー、歩行器ユーザーを問わず、全員を応援したいですね」

ポズナン(ポーランド)

ザンプルさんに続くもうひとりのベテランが、ポーランド出身のスキージャンパー / ラリードライバーのアダム・マリシュさんです。彼はステアリングを握れなかった年もバーチャルキャッチャーカーの音声を担当し、アプリランで近所のお気に入りのコースを走っていたランナーたちを声で追いかけ、雰囲気の再現に努めました。

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ポズナンで開催されるフラッグシップランは毎年人気で、今年も定員に達しています。マリシュさんは次のように語っています。

「Wings for Life World Runの参加者は2タイプに分けることができます。 キャッチャーカーに向けて “待ってました!” と言う人たちと “ああ、もう終わりか!” と言う人たちです。ですが、キャッチャーカーにどちらの言葉を投げかけるかは関係なく、全員が少しでも遠くへ走ろうとしています。それは実に素晴らしい光景です。Wings for Life World Runはお勧めのイベントです。自分でゴールを設定して、限界に挑戦できるこのイベントはアスリートの私にはとても魅力的に思えます」

ザダル(クロアチア)

アドリア海に面するザダルでは、バーチャルキャッチャーカーが現実になります。バーチャルキャッチャーカーの音声を担当しているコメディアンのマリオ・ペトレコビッチさんが海岸沿いでキャッチャーカーのドライブを担当します。彼は参加者が少しでも遠くまで走れるように楽しく応援してくれるはずです。

リュブリャナ(スロベニア)

リュブリャナはヨーロッパ最小クラスの首都かもしれませんが、ルカ・フレンさんがキャッチャーカーのステアリングを握るレース当日は、その小ささを感じさせない大きな盛り上がりを見せるでしょう。

ツーク(スイス)

スイス・ツークでは、ワールドカップの回転で活躍したサン・モリッツ出身の元アルペンスキーヤー、マルコ・ベルトードさんがキャッチャーカーに乗り込みます。現役引退後、ベルトードさんは解説者として活躍しているので、スイスの美しい景色の中を走る参加者たちを問題なく励ませるはずです。

イズミル(トルコ)

トルコの自動車専用トンネルを飛行機で通過して世界記録を樹立したエアロバティックパイロットのダリオ・コスタさんがトルコに舞い戻り、イズミルでキャッチャーカーのドライブを担当します。

5月8日に自分がどこまで走れるのかを知りたい人は、ゴールシミュレーターを使用して、キャッチャーカーに追いつかれるまでの距離・時間・ペースを調べてみましょう。

Wings for Life World Runは、歩行者、車いすユーザー、初心者ランナー、エリートアスリートを含む誰もが自由に参加できるイベントです。58日日本時間午後8、世界中の何万人のランナーが同時にスタートしてキャッチャーカーとレースを展開します。笑顔で走ったことがないなら、このイベントが最適です。なぜなら、Wings for Life World Runは笑顔が溢れるグローバルチャリティーランイベントだからです。参加登録はこちらから行えます。