Wings for Life World Run 2021に参加した皆さんへ

5月9日に達成した素晴らしい記録への歓喜の気持ちがようやく落ち着きつつあります。そこで今回は、Wings for Life World Run 2021に参加したランナーと車いすユーザーの皆さんを祝福したいと思います。最多人数記録更新となる18万4,236人全員を祝福したいのです。皆さんは一緒にラン・ジョグ・ウォークをして “世界最大のランイベント” を生み出し、歴史を塗り替えてくれました。

今年は、ヨーロッパでは高温(ギリシャ)、雨(ジョージア)、そして雪(ノルウェー)など、様々なコンディションでのランニングになりましたが、全員が完走しました。

また、アジア、オセアニア、アメリカ大陸西海岸ではナイトランになりましたが、全員のスピリットが光り輝いていました。

パートナーと一緒に走ることができた国や地域もありましたが、ひとりで走らなければならなくても、実はひとりではありませんでした。たとえば、南アフリカの人気(ひとけ)のない道を走り続けたトーマス・ファン・トンダーさんは、オーディオ・エクスペリエンスで世界と繋がっていました。

ファン・トンダーさんはイベント終了後、装着していたイヤフォンを指しながら「周囲には誰もいませんでしたが、皆さんに囲まれていました。最高でしたね!」とコメントしました。

皆さんは都市部、森林、海、砂漠、草原、ヤシの木など様々な景色を私たちに見せてくれました。また、愛犬と一緒に走った人もいれば、キリンと遭遇した人もいました。アルプスでは下の写真のランナーが確認されました!

また、皆さんはインスピレーションも与えてくれました。Wings for Lifeが支援する革新的な治験に参加中のヘルト=ヤン・オスカムさん(オランダ)は、車いすから立ち上がると電気刺激なしで100m以上を歩きました。

さらに、皆さんは感動も与えてくれました。イドヴァー・ファン・デル・ハイデ(オランダ)さんは脊髄損傷を負ってからわずか3ヶ月だったにもかかわらず、車いすで2km超を走破して家族に喜びの涙をもたらしました。

上に紹介した人たちと同じく、皆さん全員がそれぞれの理由でWings for Life World Run 2021を走りました。自分のフィットネスゴールを達成するために走った人がいれば、家族や友人、脊髄損傷を抱える人たちのために走った人もいました。愛のために走った人や大切な気持ちを込めて入った人もいました。そして全員が走れない人たちのためにバーチャルの世界でひとつになって走りました。

キャッチャーカーに追いつかれた瞬間、皆さんは喜びを表現し、お互いを労いました。全員が満面の笑みを浮かべているようでした。

今年の合計走行距離は165万6,841kmで、合計410万ユーロ(5億4,400万円)が集まりました。全額が脊髄損傷の治療法研究へ送られます。

ランナーと車いすユーザーの皆さん、本当にありがとうございました。来年また一緒に走ることを楽しみにしています!

参加登録をよろしくお願いします。

あの最高の気分をまた味わいましょう!